読むロジョン / スローガン20

meditation まいにちメディテーション ロジョン 瞑想 Apr 20, 2022
読むロジョン / スローガン20

Slogan 20
Of the two witnesses, hold the principal one.
二人の目撃者のうち、主たる者を保持せよ


 私たちの日常、私たちの人生には、どんな状況でも2人の目撃者がいます。それは自分に対する、他者からの見え方と自分自身の見え方です。このスローガンで言われる主たる目撃者とは、私たち自身の洞察を指します。2人の目撃者のうち、常に自分の洞察、自分自身の見え方の方を主役にしていきなさいということです。

 実際のところ、人生で起こることの本当の目撃者は、私たち自身しかいません。自分のことを一番見ていて、一番知っているのは私たち自身です。日常のあらゆる瞬間を知っています。それらの全てについて、頭の中でおしゃべりを続けてます。大きな出来事や心配事などではなく、今朝の散歩や夕方のご飯の支度など、何事においても、私たちは、頭中で会話を続けています。ですから、主な目撃者は私たち自身に他なりません。ロジョンのトレーニングをしていても同様に常にその状態を自分で目撃し続けていますね。

 自分が自分自身について最もよく知っている以上、常に自分と連携する必要があります。ただ、ここで注意が必要なのは、偏見や先入観に染まった、利己的な自己の意見を重要視しないことです。利己的な「私」ではなく、自分自身がありのままに物事をみる、自分の「知性」を信頼する必要があります。

 瞑想を通して、自分が誰で何であるかを知り、自分の知性を信頼していきます。自分を知れば知るほど、瞑想をすればする程、私たちは自分を騙し、他者を騙していることに気が付きます。自分のことをよく知れば知るほど、自分の中でのごまかしにも気づくことができるのです。

 瞑想を通して洞察力を高めれば、こうしたごまかしに乗らずに、しっかりと自分の知性を信頼できるます。自分を主たる目撃者にすることが、自己中心的、エゴの基盤の上の「私」の判断ではなくなります。エゴが存在しない観点で、自分を知性を信頼することができるのです。これが「ありのままにみる」と言うことです。物事を心理的に分析したり、分類するのではなく、ただただ目撃していくのです。これがスローガン20『二人の目撃者のうち、主たる者を保持せよ』の指示するところです。