読むロジョン / スローガン23

まいにちメディテーション トンレン瞑想 マインドフルネス ロジョン May 31, 2022

Slogan 23

Always abide by the three basic principles

3つの基本原則を常に守る


 今回のスローガンは、3つの基本的な原則を常に維持していきなさいと言うものです。

3つの基本原則とは、以下のことを指します。

[1] 2つの誓いを守る
[2] 常軌を逸した行動を慎む
[3] 忍耐力を養う

 今回は、それぞれの原則について解説していきます。

 まず最初の『2つの誓いを守る』とは、帰依と菩薩戒と言う2つの誓いを守ることです。伝統的にロジョンなどのチベットの仏教の教え(ダルマ)学ぶためには、ヒナヤナ(小乗)、マハヤナ(大乗)、ヴァジラヤナ(金剛乗)といったステップを踏んで段階的に学びます。ヒナヤナでマインドフルネスをしっかり身につけ、マハヤナでトンレンやロジョンの実践によって博愛の力、コンパッション身につけて、最後にヴァジラヤナで、マインドフルネスとコンパッションにさらに磨きをかけて、ある意味スーパーマインドフルネスとスーパーコンパッションにしていきます。

 このシステムからもわかるように、ロジョンの実践には、マインドフルネスの継続的な実践と、トンレンや六波羅蜜といったマハヤナで示される各種の練習の継続的な実践が必要不可欠な要素です。ロジョンの実践にはヒナヤナとマハヤナの中にある守るべきルールをしっかり守る必要があるわけです。帰依とは、ヒナヤナの訓練に入る際に、「これからヒナヤナのルールを守ります!」と言う宣誓で、マハヤナは、「他者を大切にする生き方をします!」と覚悟を決める誓いを立てることで、ロジョンが正しく実践できるようにしましょうと示しているのがこの2つの誓いを守るということです。

 2つ目の『常軌を逸した行動を慎む』は、文字通りです。あまり常識からかけ離れた行動をしないようにしましょうと言うことです。なぜこのような指示があるのかというと、ロジョンを実践を誤解してしまって、常軌を逸した行動をとってしまう人が現れるからです。

  ロジョンの基本的な方向性は、自分よりも他者を優先させることです。この方向性に基づく訓練をすると、自己犠牲的な行動になることも少なくありません。この自己犠牲に走ること自体がロジョンやマハヤナを誤解している行動でなのですが、それはさておき、自己犠牲的な態度に傾倒することは、多くの場合、無私で無欲な『私』を演出し始めて、単にそんな『私』を表現する自己顕示の一形態なりがちです。「良い人」になるという考えは単に自分の概念に過ぎません。こうしたことを誤解すると、『マハヤナを実践する私は周りの人のために何をされてもいいから、こうして道路に寝て、みんなに踏んでもらいます』とか、『私は食べずにみんなに食べものを提供することがマハヤナの実践だから長期の断食をする』とか言った狂った行動に走ってしまう人も少なくありません。しかしこれは単に自己顕示に過ぎず、本当の意味での他者のための菩薩の