瞑想理論をさらに深める
Deeper into Dharma
1-year Program
瞑想をさらに一歩深める
1-year Program
Deeper into Dharma 1-Year Program は、チベタン・ブディズム・メディテーションの基本フレームであるヒナヤナ(小乗)、マハヤナ(大乗)、ヴァジラヤナ(大乗)の3つのヤナをそれぞれを1年間かけて深く学ぶプログラムです。瞑想を深く知り、自身の瞑想をさらに精密にしたい瞑想経験者むけのプログラムです。
Programs

Deeper into Hinayana
Mindfulness 1-year Program
ヒナヤナの理論を基本から学ぶプログラム。伝統的なシャマタとヴィパッシャナの理論と実践を深く学び、瞑想実践を通してマインドフネスとアウェアネスを日常に役立てる力を身につけます。

Deeper into Mahayana
Compassion 1-year Program
空やエゴレスネス(無我)、六波羅蜜、そしてロジョンなどマハヤナ(大乗)の主要理論学ぶ1年コース。コンパッションと知恵を磨き、社会の中で適切な人間関係を築ける心を育みます。

Introduction to Vajrayana
Wakefulness 1-year Program
ヴァジラヤナは、ヒナヤとマハヤナの実践で磨かれた、安定した覚醒意識(ウェイクフルネス)を使った心で健全な日常を遅れる心を磨くもの。このプログラムではヴァジラヤナの入門プログラムとして触れるウェイクフルネスの基本を理解します。

Deeper into Vajrayana
ヴァジラヤナ(金剛乗)理論を学ぶ
1年コース
ヴァジラヤナを構成する6つのタントラの理論を個別に学んでいくプログラム。ヴァジラヤナの全体像を理解して、日々の瞑想実践の方向性を安定させていきます。

参考テキスト
チョギャム・トゥルンパ・リンポチェの三部作『The Profound Treasury of the Ocean of Dharma』は、ヒナヤナ・マハヤナ・ヴァジラヤナという三つの仏教のヤナを段階的に解説した、稀有なテキストです。膨大な講義録をもとに編集されているため、哲学的・理論的な議論の深さだけでなく、実生活で使える瞑想の方法や心の扱い方の指針が数多く盛り込まれているのが特徴と言えます。
中でも印象的なのは、本書が単なる「教義の解説書」にとどまらず、現代の実践者に向けた瞑想指南書としての性格を強く持っていることです。瞑想の姿勢や呼吸法に留まらず、日常生活でいかに自分の心を観察し、どのように自他への洞察を深めるかという具体例が随所に散りばめられています。一方で、仏教思想の根幹や心理学的・哲学的な視点が十分に網羅されているため、初心者のみならず上級者にも学びの余地を大いに与えてくれる内容です。
さらに、チョギャム・トゥルンパ・リンポチェ独特の、ユーモアと鋭い洞察を伴った語り口が大きな魅力となっています。軽妙なエピソードの中に深遠な原理を宿らせるスタイルは、読み進めるほどに理解を深める手助けになるはずです。現代に生きる私たちが、いかに仏教の智慧を日々の暮らしに活かすかを体験的に示してくれる点こそ、本書が「実用書」として薦められる大きな理由でしょう。
総じて、『The Profound Treasury of the Ocean of Dharma』は、理論と実践の両面を網羅した包括的な学びの場を提供してくれる一冊です。チベット仏教に興味を持つ方や、瞑想を深めたい方にとって、末永く手元に置いておきたい貴重なシリーズと言えるでしょう。
Teacher's Comment

瞑想の基本を理解し、ある程度の練習と勉強に慣れた方にとって、良質な瞑想理論書に触れることは、ご自身の瞑想をより深く、広がりのあるものにする大きな助けとなります。
本プログラムの参考図書である「Profound Treasury」シリーズの三冊は、私が学び続けているチョギャム・トゥルンパ・リンポチェの講演を編集したものです。これらの三冊を学ぶことで、ヒナヤナからヴァジラヤナに至るまでの瞑想理論の全体像をしっかりと理解することができます。
この1年間のクラスは、原典をしっかりと読み込み、ディスカッションを行うクラス形式をとります。瞑想理論の理解をさらに深めたい方におすすめの内容です。また、クラスは日本語で解説しますので、英語の能力は不要です。どなたでも安心して学べるプログラムです。