瞑想を学ぶ
瞑想の理論は、長い歴史の中で多くの実践者が瞑想を通して知覚した心の動きや身体的反応を体系化したものです。これらの理論を正しく理解し、適切に実践することは、瞑想を安全かつ効果的に行うために不可欠です。
True Nature Meditationの瞑想プログラムでは、長い歴史と伝統を持つチベタン・ブディズムのプラクティスと哲学・心理学を現代的な視点で学びます。プログラムは、初歩、基礎、応用と、初心者から経験者まで段階的に学べるようにデザインされており、日常生活で瞑想を役立てられるように工夫されています。
TNMの瞑想理論
Vintage Dharmaプログラムは、ニューヨークを拠点に世界中で瞑想を指導しているDavid Nichternによってデザインされた、アメリカで半世紀にわたって学ばれているチベタン・ブッディズムの伝統的な瞑想法と理論を、現代的なアプローチで体系的に学べる瞑想学習プログラムです。
デイビッドは、1970年にアメリカにチベタン・ブッディズムを伝えたチョギャム・トゥルンパ・リンポチェ(Chogyam Trungpa Rinpoche)の系譜を継ぐシニア・ブッディスト・ティーチャーであり、ヴァーモント州カルメ・チョリン メディテーションセンター、ニューヨークのOMヨガセンター、ロサンゼルスのダルマダートゥメディテーションセンターのディレクターを歴任してきました。さらに、近年はマインドフルネスを中心とした教育プラットフォーム「Dharma Moon」を創設し、瞑想ワークショップや指導者養成プログラムを精力的に活動しています。
彼の著書『Awakening From The Daydream – Reimagining The Buddha’s Wheel of Life』や『Creativity, Spirituality & Making a Buck』で表現されるように、チベタン・ブッディズムの豊かさと深淵さを軽いタッチで提示し、私たちの身近なものにする能力で知られ、海外で高い評価を得ています。
3つの理論で心を学ぶ
True Nature Meditationの瞑想理論は、ヒナヤナ、マハヤナ、ヴァジラヤナのチベタン・ブディズムの伝統的な3つの理論をベースに、段階的に学べるようにデザインされています。
瞑想習得のコツ
理論50:実践50
瞑想はスポーツのように身体的感覚を磨き、それによって心の反応を捉える訓練です。そのため継続した身体的反復練習が必要不可欠です。また同時に、瞑想の理論を学び心の仕組みを理解しない限り、練習を通して感受する心の動きの意味が理解できず、その重要性に気が付くこができません。TNMの瞑想理論は、この学習による論理的理解と練習による体験をバランスを重視しています。
瞑想で心を洞察する
瞑想は、私たちの思考や感情、知覚を精密に捉え、心の仕組みと反応を知ることで、日常生活の中で固定観念にとらわれず、現実と穏やかに向き合うための心の訓練です。瞑想理論プログラムでは、段階に応じて7つの伝統的瞑想を身につけ、私たちが本来持つ柔和で洞察ある心を取り戻します。
シャマタ・ヴィパッシャナ瞑想
シャマタ瞑想
ヴィパッシャナ瞑想
観想瞑想
メッタ瞑想
トンレン瞑想
歩行瞑想
Voice
生徒からの声
TNMでは「理論50:実践50」を掲げ、講義を受けるだけでなく、座ることを重視しています。最初は座る時間を作れなかったり、座っても散漫になっていました。「瞑想は心の筋トレ」とは、プログラムを開発したデイビッド・ニックターン先生の言葉。飽きることなく少しずつ鍛えていくのは心も同じ。続けていくうちに、瞑想がもたらす明晰さや心の落ち着きに気づくことができるようになりつつあります。
60代女性・経営
瞑想を通して、自分の心がどうなっているのか知るのは面白いです。悩みや心配事との距離の取り方のバランス感覚が養われて心が楽になりました。やることはシンプルなのですが達人の教えがベースにあったりフタをせず、心と向き合うため度々煮詰まったりします。そんな時は、先生とお話したり仲間のお話や質問で閃きやヒントをもらえて沢山の人の力を借りながら自分を鍛えられる事が心強いです。
40代女性・会社員
最初は見様見真似で始めた瞑想も、「坐り学び、学び坐る」を繰り返し続けることで自分に馴染んできたのかなと感じています。オンライン越しに聞くクラスでのコメントや感想も新たな気づきや、自分の中に時折顔を出す怠惰さと向き合うきっかけを与えてくれたりしました。「ただ坐る」シンプルで奥深いテーマを実践していくこと、日々の生活の中で瞑想が普通にあること。それはある意味とても幸せなことだと思います。
50代男性・会社役員
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瞑想体験
&プログラム説明会
True Nature Meditationの瞑想を体験しながら、プログラムの内容と受講方法についてのオリエンテーションを毎週開催しています。
詳しくはこちらプログラム・ディレクター
河津 祐貴
True Nature Meditation Founder
True Nature Meditationのファウンダー兼プログラムディレクターであり、ニューヨークを拠点とするマインドフルネス教育プラットフォーム「Dharma Moon」の指導者として、国内外で豊富なマインドフルネス・メディテーションの指導経験を持つ。
また、伝統的なチベット仏教の教えを現代の欧米文化に適応させた革新的なアプローチで知られるチョギャム・トゥルンパ・リンポチェの瞑想実践コミュニティ「Ocean」で、チベット仏教瞑想の理論と実践法を学び、正式なアビシェーカ(灌頂)を受けた日本では数少ない欧米スタイルのタントラの実践者でもある。この経験を基に、チョギャム・トゥルンパが伝えた瞑想とその理論を日本で紹介する活動を続けている。
さらに、スキーのワールドカップ・コーディネーターとして世界各国でスポーツイベントを行ってきた豊富な国際経験や、平安時代末期から続く武家の末裔というユニークな背景を活かし、多様な文化や歴史的視点を取り入れながら、欧米の瞑想文化と日本の伝統を結びつける架け橋となることをライフワークとしている。
こうした背景を基に、2015年に欧米の瞑想メソッドを日本に広めるため、デイビッド・ニックターンと共にTrue Nature Meditationを設立。初心者向けワークショップや指導者育成、ビジネスパーソン向け講座など、幅広いプログラムを提供し、多くの支持を得ている。また、自身のブログ『まいにちメディテーション』を通じて、瞑想を日常に取り入れるためのヒントやインスピレーションを発信している。
河津 祐貴 ブログ