コンパッションを日常に!
Lojongは、心に関する59のスローガンを心に留め、日常の中で、思いやりや優しさを鍛える伝統的な心のトレーニングです。古くはインドの高僧、アティーシャがチベットに伝え、12世紀以降文書化され広く親しまれてきました。1970年代に入ってからアメリカにチベットの瞑想が伝えられるとともに、ロジョンも欧米で広く親しまれています。True Nature Meditationでは、そアメリカで普及したロジョンの内容や学び方を、さまざまな形で紹介しています。
スローガンの一例
Slogan #12
あらゆる責めを一つに追い込め
解説
私たちに起こるすべての非難、すべての災難は、私たち自身の仕業です。そうした全ての問題の責任を自分が負うことで、周りの人たちの攻撃性や神経症を減すことができます。あなたが状況の毒を取り込むことができれば、残りの状況は薬になります。
Slogan #7
送ることと受け取ることは交互に練習すること。この二つを呼吸に乗せよ。
解説
トンレン瞑想を実践していきましょう。難しい哲学的な意味づけは必要ありません。ただ単純に何か悪いものを吸い込み、何か良いものを吐き出します。自分の喜びを捨て、他者の痛みを自然に引き受ける訓練がトンレンです。自分の中にある尽きることのない基本的な良さを感じて、それを周囲の人へ届けることで、私たちは苦しみのショックアブソーバーになれるのです。


Blogでロジョンを読む
TNMプログラムディレクターの河津が、blog「まいにちメディテーション」でロジョンのスローガンを細かく紹介しています。


クラス参加でロジョンを感じる
デイリークラスでは、毎週月曜日にスローガンを1つずつ解説しています。(ONLINEクラス)


Videoと資料でロジョンを学ぶ
毎週開催されるロジョンクラスの録画ビデオとスローガンの解説資料が学べるオンラインビデオ学習コース
Teacher
河津祐貴(かわづすけたか)
True Nature Meditationのファウンダー兼プログラムディレクター。New Yorkを拠点にグローバルに展開しているマインドフルネスを中心としたメディテーション・エデュケーショナル・プラットフォームであるDharma Moonでの指導資格も持つ国際的なメディテーション・ティーチャーでもある。
また、Dharma Moonのファウンダーであり、チベットの瞑想指導者Chogyam Trungpa Rinpocheのシニア・ブディズム・ティーチャであるDavid Nichternから、長い歴史と伝統を持つチベット仏教の瞑想と哲学を現代的な視点でアプローチする方法を受け継いだブディス・ティーチャーでもある。近年は、Chogyam Trungpa Rinpocheが残した瞑想に関する研究と実践を進めるプラクティス・コミュニティOceanでも、メディテーションの研鑽を続けている。
