読むロジョン / スローガン 36

読むロジョン Aug 27, 2022

Slogan 36

Don’t act with a twist.
ゆがめた行動はしない



 ゆがめた行動とは、物事の結果がある程度見えているとき、特にその結果が自分に利益をもたらすようなものであれば、今何か損をしたり、被害を受けてもそれに取り組もうとする行動です。今は大変でも結果的に得するから頑張ろうという利己的な態度です。

 そうした行動は「とてもずるいこと」だと、ロジョンでは指摘します。

 これは瞑想の実施においても同じことが言えます。例えば自分の先生と接したり、練習仲間に対しての立ち振る舞いにおいても、ゆがめた行動をしてしまう場合があります。進んで瞑想する場所の掃除をしたり、内心では嫌でも常に笑顔で優しく振る舞ったりすることで、ゆくゆく何か良いもの、悟りやより高い精神状況などを手に入れようしているかもしれません。ロジョンの実践自体がそうなっているかもしれません。

 こうした歪んだ行動は、精神的な物質主義の一形態です。常に、自分の利益のために働くという下心を持って行動しているのです。このスローガンは、即時的でも長期的でも練習から個人的な利点を探していることに気がついたら、そのような態度を捨てるべきだとの指示なのです。

 そのためには、しっかりと自分の心の動きに気が付く必要があります。このスローガンもまたプラジュナパラミータ(般若波羅蜜)に対応するスローガンです。心を洞察することが、このスローガン実践のための要になります。歪まない為に、しっかり瞑想で心を磨きましょう!