河津 祐貴
- NY Dharma Moonの指導資格を持つ国際的指導者
- 指導歴15年:国内外で指導者を育成
- 瞑想歴25年:北米で人気のTibetan Buddhism Meditationを実践
私たちは日常の体験を、無意識のうちに「これ」と「あれ」に分け、自己と他者、サムサラとニルヴァーナ、正しさと間違いとして固定します。この “this-and-that” の二元化は、エゴが自分を維持するための基本的な構造であり、全体性(Totality)を見えにくくします。
本ワークショップでは、良い/悪い、快/不快、明晰/混乱といった対立を含むすべての現象が、ひとつの全体として相互に関係しているというマンダラ原理の視点を学びます。瞑想を通して、自分の体験の中で二元化と混乱がどのように生まれ、どのように維持されているのかを確かめていきます。
このワークショップは、チョギャム・トゥルンパ『Orderly Chaos: The Mandala Principle』Part 1(Chapter 1–7)を読み進めながら、 マンダラ原理を日常の言葉と具体例を通して明らかにし、実践的に理解していくクラスです。
各回は、伝統的な学習スタイル(三慧 / Three Prajna)に基づいて進みます。
Meditating(修慧)
瞑想実践で、体験の土台を整える。
Hearing(聞慧)
テキストを読み、マンダラの見方を学ぶ。
Contemplating(思慧)
ディスカッションを通して、見解と体験を馴染ませる。
理解を積み重ねるのではなく、聞く・考える・坐るを循環させながら、 自分の存在の中で確かめていきます。
Chapter 1–7(Part 1)
「マンダラ原理」を日常の体験に即して説明します。混乱は偶発的なものではなく、私たちが意図的に作り出している構造であることを示します。無明から始まり、知覚・意識・欲望・存在・誕生・老い・死へと展開するプロセスは、私たち自身の心の働きそのものです。
マンダラ原理を抽象概念ではなく、実際の体験に即して理解するための「基盤(ground)」を扱います。マンダラとは中心と周縁の相対関係であり、すべては相互依存的に存在しています。その相互依存の展開が「秩序ある混沌」として現れます。
サンサーラ的マンダラの構造を具体的に描写します。中心には「耳を閉ざし、口を閉ざす(deaf and dumb)」という無明の態度があります。私たちは約束や成果に引き寄せられ、体験そのものから離れ、結果を得るために自分を鈍らせます。これは精神的物質主義と心理的物質主義の基盤です。
サンサーラ的マンダラを動かしている中心的な力として「ウォッチャー(watcher)」を提示します。ウォッチャーとは、開かれた基盤(unconditioned space)をそのまま受け取らず、何かを記録し、確保し、維持しようとする働きです。これはエゴを維持するために、無から何かを作り出そうとする動きです。
サンサーラ的マンダラがどのように維持され続けるのか、その「潤滑作用」を扱います。怒り・傲慢・情欲・嫉妬・無明という五つの基本パターンだけでは、サムサラは自己維持できません。それらを滑らかに機能させ、持続させる環境が存在します。
サンサーラから「外へ出る」ことではなく、サンサーラ的マンダラの背景・根源としての全体性に触れます。サンサーラとニルヴァーナは戦う二項ではなく、両方が成立し、維持され、溶ける「環境(air / ground)」があると示します。
dharmata(全体性の空間)を「無条件の存在のマンダラ」として、いくつかの側面に分けて説明します。全体性には、ものごとが展開できる余地を与える「受容・収容(accommodation/効率・エネルギー)」と、最大限に広がることを許す「広大さ(vastness/expansiveness)」があり、この二つは非二(not-two)のレベルで同時に機能します。
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